最終更新日時:
が更新

履歴 編集

Local Time Adjustment

Local Time Adjustment

Introduction

時間表現において頻繁にぶつかる問題が、様々な地域時間の間の変換である。 一般に、これは参考時間システム(reference time system)を用いて解決される。 参考時間システムには、典型的に UTC が用いられる。

posix_time システムは内部で時間調整を行わないので、地域時間および UTC時間の両方を表わすために使用することができる。 しかしながら、ユーザーには変換と時間帯についての知識を処理することが委ねられる。

このライブラリは UTC から地域時間への変換を処理するための、2つの異なる方法を提示する。 一つ目は、コンピュータの時間帯設定を使う。 これは、ユーザーマシンのための UTC 時刻を変換することに対して、有用な解決法である。 このアプローチは ctime API に依存しており、もし環境設定が間違っていれば、正しくない結果を供給するであろう。 もうひとつのアプローチは、コンピュータの時間帯設定とは無関係に、任意の時間帯から UTC への変換を可能にする。local utc conversionの例では、これら両方の手法を示す。

Header

#include "boost/date_time/gregorian/gregorian.hpp" //全ての型とI/Oを含む

もしくは

#include "boost/date_time/gregorian/gregorian_types.hpp" //型のみでI/Oは含まない

Class Overview

Class Description Example
date_time::c_local_adjustor<ptime>::utc_to_local(ptime) 時間帯の設定および C API に基づいた UTC 時刻から、ローカルマシンの時刻を計算する typedef boost::date_time::c_local_adjustor<ptime> local_adj;
ptime t10(date(2002,Jan,1), hours(7));
ptime t11 = local_adj::utc_to_local(t10);
date_time::local_adjustor<ptime, utc_offset, dst_rules>::utc_to_local(ptime) UTC 時間に基づいた夏時間規則とUTCオフセットから、ローカルマシンの時刻を計算する 例を参照
date_time::local_adjustor<ptime, utc_offset, dst_rules>::local_to_utc(ptime) 夏時間規則とUTCオフセットに基づいて、UTC時刻を計算する 例を参照

Last modified: Wed Aug 28 17:52:03 MST 2002 by Jeff Garland © 2000-2002

Japanese Translation Copyright (C) 2003 Shoji Shinohara.