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BOOST_PP_ADD_D

BOOST_PP_ADD_D マクロは第二引数と第三引数の和に展開される。 これは BOOST_PP_WHILE 内で呼ばれる際には最も効率よく機能する。

Usage

BOOST_PP_ADD_D(d, x, y)

Arguments

  • d : 次の有効な BOOST_PP_WHILE 反復。

  • x : 演算における一つ目の加数。 有効な値の範囲は 0 から BOOST_PP_LIMIT_MAG まで。

  • y : 演算における二つ目の加数。 有効な値の範囲は 0 から BOOST_PP_LIMIT_MAG まで。

Remarks

もし xy の和が BOOST_PP_LIMIT_MAG よりも大きければ、演算結果は BOOST_PP_LIMIT_MAG に丸められる。

xy より小さいかまたは同じとき、このマクロは最も効率的である。 しかしながら、その効率利得にはマクロ発動に先立って実際に二つの引数を比較するほどの価値はない。 言い換えれば、x は二つのオペランドのうち大きい方である可能性がたぶん 高そうな(逆じゃない?)方であるべきだ。

See Also

Requirements

Header: <boost/preprocessor/arithmetic/add.hpp>

Sample Code

#include <boost/preprocessor/arithmetic/add.hpp>
#include <boost/preprocessor/arithmetic/dec.hpp>
#include <boost/preprocessor/control/while.hpp>
#include <boost/preprocessor/tuple/elem.hpp>

# define PRED(d, data) BOOST_PP_TUPLE_ELEM(2, 0, data)

# define OP(d, data) \
    ( \
        BOOST_PP_DEC( \
            BOOST_PP_TUPLE_ELEM(2, 0, data) \
        ), \
        BOOST_PP_ADD_D( \
            d, \
            BOOST_PP_TUPLE_ELEM(2, 1, data), \
            2 \
        ) \
    ) \
    /**/

// 'x' を 2 'n' 回インクリメントする
# define STRIDE(x, n) BOOST_PP_TUPLE_ELEM(2, 1, BOOST_PP_WHILE(PRED, OP, (n, x)))

STRIDE(10, 2) // 14 に展開される
STRIDE(51, 6) // 63 に展開される