BOOST_PP_ITERATION_PARAMS_x
マクロは BOOST_PP_ITERATE
で使われる、ユーザ定義の 名前付けされた外部引数 である。 これは ファイル繰り返し の下限、上限、ファイル名を表す。 また同様に、 ファイル繰り返し に関連するフラグを示すことも可能である。
Usage
#define BOOST_PP_ITERATION_PARAMS_x (c, (start, finish, filename [, flags]))
Arguments
-
x
: 次の ファイル繰り返し の繰り返しの深さ。 この値は、現在の繰り返しの深さ+1
でなければならない。 -
c
: パラメータの数。flags
が特定されるなら、この値は4
でなければならない。 そうでなければ、3
でなければならない。 -
start
: ファイル繰り返し の下限(この数を含む)。 有効な値の範囲は0
からBOOST_PP_LIMIT_ITERATION
までである。 -
finish
: ファイル繰り返し の上限(この数を含む)。 有効な値の範囲は0
からBOOST_PP_LIMIT_ITERATION
までである。 -
filename
: ファイル繰り返し のターゲットとして使われる、 引用符付きの、又はかぎ括弧付きのファイル名。 -
[flags]
: ファイル繰り返し のターゲットとして使われる、 引用符付きの、又はかぎ括弧付きのファイル名。 (訳注: 原文は誤り。正しくは、ファイル繰り返し に関連するフラグ。省略可。)
Remarks
マクロ識別子の後に空白文字があることに注意すること。
このマクロは上の二つの形式 (flags
有りと無し) のうちのひとつのなかで、引数の 配列 として定義される。 これは BOOST_PP_ITERATE
に引数を渡す第1の方法である。 start
と finish
は 評価済みのパラメータ であり、ただの数式が使われなければならない。
このマクロは BOOST_PP_ITERATE
の呼び出しにより、再利用のために自動的に未定義にされる。