BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO
マクロは高速な横断的繰り返しの構築を表す。
Usage
BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO(first, last, macro, data)
Arguments
-
first
: 繰り返しの下限。 有効な値の範囲は0
からBOOST_PP_LIMIT_MAG
までである。 -
last
: 繰り返しの上限。 有効な値の範囲は0
からBOOST_PP_LIMIT_MAG
までである。 -
macro
:macro(z, n, data)
という形の 3つ組の演算。 このマクロはBOOST_PP_REPEAT
によって、 利用可能な次の繰り返しの深さ、現在の繰り返し回数、付属のdata
に展開される。 -
data
:macro
に渡される付属のデータ。
Remarks
このマクロは次のシーケンスに展開される:
macro(z, first, data) macro(z, first + 1, data) ... macro(z, last - 1, data)
繰り返しの回数 (つまり、 last - first
は BOOST_PP_LIMIT_REPEAT
を越えてはならない。
macro
に渡される z
の値は利用可能な次の繰り返し次元を表す。 _Z
接尾辞をもつ他のマクロとその仲間は内部で、 BOOST_PP_REPEAT
を利用している - 例えば、 BOOST_PP_ENUM_PARAMS
と BOOST_PP_ENUM_PARAMS_Z
などである。 これらの _Z
バージョンを使うことは厳密には必要ではないが、 (macro
に渡される) z
の値をこれらのマクロに渡すことで、最も効率的に BOOST_PP_REPEAT
に再入することが出来る。
この z
の値を、単純に別のマクロに渡すのではなく、直接使うためには、BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO_z
を見よ。
以前、このマクロは BOOST_PP_REPEAT
の中で再帰的に使うことは出来なかった。 この制限はもう存在しない。 ライブラリは自動的に、利用可能な次の繰り返しの深さを検出できる。
このマクロは BOOST_PP_WHILE
も利用している。 このため、 BOOST_PP_WHILE
にへの理想的な再入のために、このマクロの2つの変種がある。 つまり、 BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO_D
と BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO_D_z
である。
See Also
BOOST_PP_LIMIT_MAG
BOOST_PP_LIMIT_REPEAT
BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO_D
BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO_D_z
BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO_z
Requirements
Header: <boost/preprocessor/repetition/repeat_from_to.hpp>
Sample Code
#include <boost/preprocessor/cat.hpp>
#include <boost/preprocessor/repetition/repeat_from_to.hpp>
#define DECL(z, n, text) BOOST_PP_CAT(text, n) = n;
BOOST_PP_REPEAT_FROM_TO(5, 10, DECL, int x)
/*
expands to:
int x5 = 5; int x6 = 6; int x7 = 7;
int x8 = 8; int x9 = 9;
*/