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ヘッダオンリー or ビルドが必要なライブラリ

ここでは、Boostの各ライブラリが、ヘッダオンリーなのか、ビルドが必要なのか、どの外部ライブラリが必要なのか、といったものをまとめる。

バージョン: 1.54.0

ライブラリ名 ビルド種類 依存ライブラリ 備考
Accumulators ヘッダオンリー
Algorithm ヘッダオンリー
Any ヘッダオンリー
Array ヘッダオンリー
Asio ヘッダオンリー。 SSL通信を使用する場合はOpenSSLが必要。 Date Time, Regex, System SSL通信以外では、以下のマクロをdefineすることでヘッダオンリーで使用可能。 BOOST_DATE_TIME_NO_LIBBOOST_REGEX_NO_LIBBOOST_ERROR_CODE_HEADER_ONLYBOOST_SYSTEM_NO_LIB。Regexを使用しない場合、正規表現を使用する受信関数が使用不能となる。
Assign ヘッダオンリー
Atomic ビルドが必要
Bimap ヘッダオンリー
Bind ヘッダオンリー
Call Traits ヘッダオンリー
Chrono ビルドが必要 以下のマクロをdefineすることで、ヘッダオンリーで使用可能。 BOOST_CHRONO_HEADER_ONLY
Circular Buffer ヘッダオンリー
Compatibility ヘッダオンリー
Compressed Pair ヘッダオンリー
Concept Checp ヘッダオンリー
Config ヘッダオンリー
Container ヘッダオンリー
Context ビルドが必要
Conversion ヘッダオンリー
CRC ヘッダオンリー
Coroutine ヘッダオンリー Context
Date Time ビルドが必要 posix timeのみを使用する場合は、以下のマクロをdefineすることでヘッダオンリーで使用可能。 BOOST_DATE_TIME_NO_LIB
Disjoint Sets ヘッダオンリー
Dynamic Bitset ヘッダオンリー
Enable If ヘッダオンリー
Exception ヘッダオンリー
Filesystem ビルドが必要 System
Flyweight ヘッダオンリー
Foreach ヘッダオンリー
Format ヘッダオンリー
Function ヘッダオンリー
Functional ヘッダオンリー
Functional/Factory ヘッダオンリー
Functional/Forward ヘッダオンリー
Functional/Hash ヘッダオンリー
Functional/OverloadedFunction ヘッダオンリー
Fusion ヘッダオンリー
Geometry ヘッダオンリー
GIL pngを使用する場合はlibpng jpegを使用する場合はlibjpeg tiffを使用する場合はlibtiffが必要
Graph ヘッダオンリー。 GraphMLを使用する場合はビルドが必要。
Heap ヘッダオンリー
ICL ヘッダオンリー
Identity Type ヘッダオンリー
In Place Factory, Typed In Place Factory ヘッダオンリー
Integer
Interprocess ヘッダオンリー Date Time Boost.DateTimeの機能としてposix timeしか使用していないため、以下のマクロをdefineすることでヘッダオンリーで使用可能。 BOOST_DATE_TIME_NO_LIB
Interval ヘッダオンリー
Intrusive ヘッダオンリー
IO State Savers ヘッダオンリー
Iostreams ビルドが必要。 zlib, gzipを使用する場合はzlib bzip2を使用する場合はlibbz2が必要。 Regex インストールマニュアルを参照 Installation
Iterators ヘッダオンリー
Lambda ヘッダオンリー
Lexical Cast ヘッダオンリー
Local Function ヘッダオンリー
Locale ビルドが必要 System ICUバックエンドを使用する際は、ビルドオプションを設定する必要がある。 Building The Library
Lockfree ヘッダオンリー Atomic C++11環境では内部的にstd::atomicを使用するため、依存ライブラリなし。
Log ビルドが必要
Math ヘッダオンリー
Math Common Factor ヘッダオンリー
Math Octonion ヘッダオンリー
Math Quaternion ヘッダオンリー
Math / Special Functions ヘッダオンリー
Math / Statistical Distribution ヘッダオンリー
Member Functions ヘッダオンリー
Meta State Machine ヘッダオンリー
Move ヘッダオンリー
Min-Max ヘッダオンリー
MPI ビルドが必要 インストールマニュアルを参照 Installing and Using Boost.MPI
MPL ヘッダオンリー
Multi-Array ヘッダオンリー
Multi-Index ヘッダオンリー
Multiprecision ヘッダオンリー
Numeric Conversion ヘッダオンリー
Odeint ヘッダオンリー
Operators ヘッダオンリー
Optional ヘッダオンリー
Parameter ヘッダオンリー
Phoenix ヘッダオンリー
Pointer Container ヘッダオンリー
Polygon ヘッダオンリー
Pool ヘッダオンリー
Preprocessor ヘッダオンリー
Program Options ビルドが必要
Property Map ヘッダオンリー
Property Tree ヘッダオンリー
Proto ヘッダオンリー
Python
Random ビルドが必要 random_deviceを使用しない場合、ヘッダオンリーで使用可能。
Range ヘッダオンリー
Ratio ヘッダオンリー
Rational ヘッダオンリー
Ref ヘッダオンリー
Regex ビルドが必要
Result Of ヘッダオンリー
Scope Exit ヘッダオンリー
Serialization ビルドが必要
Signals ビルドが必要
Signals2 ヘッダオンリー
Smart Ptr ヘッダオンリー
Spirit ヘッダオンリー
Statechart ヘッダオンリー
Static Assert ヘッダオンリー
String Algo ヘッダオンリー
Swap ヘッダオンリー
System ヘッダオンリー ただし Boost 1.69.0 以降のみ。Boost 1.68.0 以前の場合はビルドが必要。Boost 1.68.0 以前の場合、以下のマクロをdefineすることでヘッダオンリーとして使用可能。 BOOST_ERROR_CODE_HEADER_ONLYBOOST_SYSTEM_NO_LIB
Test ビルドが必要 minimal test、もしくはboost/test/included以下のヘッダをインクルードすることで、ヘッダオンリーとして使用可能。
Thread ビルドが必要 System, Chrono
Timer ヘッダオンリー
Tokenizer ヘッダオンリー
TR1 ヘッダオンリー
Tribool ヘッダオンリー
TTI ヘッダオンリー
Tuple ヘッダオンリー
Type Erasure ヘッダオンリー
Type Traits ヘッダオンリー
Typeof ヘッダオンリー
uBLAS ヘッダオンリー Serialization シリアライズを使用しない場合は、以下のマクロをdefineすることで、自動リンクを解除できる。BOOST_SERIALIZATION_NO_LIB
Units ヘッダオンリー
Unordered ヘッダオンリー
Utility ヘッダオンリー
Uuid ヘッダオンリー
Value Initialized ヘッダオンリー
Variant ヘッダオンリー
Wave ヘッダオンリー
Xpressive ヘッダオンリー